ハート・ロッカー(2008年アメリカ)
本年度のアカデミーショーにてアバターを押さえ、最多6部門で
受賞した本作品を、本日TOHOシネマズ六本木ヒルズの最終上映
にて鑑賞。
もの凄い緊張感を味わいつつこの2時間以上の作品を見終えた
後は、ぐったりしつつ劇場をあとに。
●かいつまんだお話
時は2004年のイラク。イラク戦争後のアメリカ軍危険物処理班の
苦闘の日々を描いた作品である。
テロリスト(と呼ぶのが正解なのか難しい処だが)の仕掛けた
爆弾を処理していくチーム。
だが敵のワナによりリーダーが殉職。その後に配属されたのが
死をも恐れず爆弾解体に挑む、ジェームズ軍曹。
彼の独善的なやり方にチームの兵士は不満ごうごうであったが、
あまりにも過酷な状況の中、チームはいつしか一体となって
行くのであった。
(描いているテーマはとしてはちょっと違うんだけどね。)
●よいとこベスト3
1)とにかく最初から最後まで緊張感を味わいっぱなしの
作品で何かあるんじゃないか、何か起きるんじゃないか、
と気が休まることなく歯を食いしばりつつ画面に眼が
釘付けになること間違いなしです!
2)方々から聞こえてくる様々な音。それらによって、戦う
兵士たちが現在どのような状況下におかれているのかが
よりリアルに感じられ、さらなる恐怖を共有することが
出来ます!
兵士の汗と、薬莢が砂漠に落ちる瞬間の描写がすごい!
3)誇張もヒーロー視もないが淡々と戦争の悲惨さを描いている
ドキュメンタリーチックでもあるこの作品、観る人によって
それぞれ違った解釈を持たれるような気がします。
とにかく色々と考えさせられる内容でありました。
ちなみにタイトルは、米軍隠語で"棺桶"という意味だそうです。
▲先週末、六本木ミッドタウンにて撮影した桜並木。
まだまだ本咲き手前で、非常に風が冷たい日でしたね。
トイカメラ、HOLGA135BCにて夕暮れ前に撮影。
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