チェ 28歳の革命&チェ 39歳 別れの手紙
(2008年アメリカ・フランス・スペイン)
昨年12月に録画してあった、この2部作(2つ合わせて4時間半
近く!)の作品を、覚悟を決めて本日午後鑑賞。
チェ・ゲバラがキューバ革命の英雄である、ということぐらいの
知識しかなかった自分ではありますが、この作品を観てすっかり
彼のトリコに、そして彼の歴史を追ってみたくなりました!
●かいつまんだお話
チェ(は愛称の)エルネスト・ゲバラがフィデル・カストロのもと、
同士達とキューバ革命を成し遂げるまでのお話が28歳の革命。
そして時を経て、カストロ議長に自分の決意の手紙を送り、
コンゴ動乱参加後にボリビアの革命での指揮をとり、ここで
最後を迎えるまでを描いたのが39歳 別れの手紙。
内容としては革命の模様を順を追って説明するというよりも、
チェ自身の人となりを表現するに焦点をあてた作品。
尚、監督はスティーブン・ソダーバーグ。
●よいとこベスト3
1)チェの言葉と行動、そして理念に従ったゲリラながらも
紳士的な態度に心惹かれた!
被害を被る可能性がある農民に対しては、彼らを敬い絶対に
搾取すること無いよう兵士に言って聞かせ、捕虜に対しても
寛大な処置をとるという、本当に理想に沿って突き進んだ
人物ということが感じられた。
2)派手さはないが、リアル感のある戦場シーンが淡々と続く。
ただ敵を倒すという事だけではなく、負傷した仲間を
見捨てず助けるといったシチュエーションに趣が置かれて
いるのが良かった!
3)チェを助ける仲間たちの活躍ぶりも素晴らしい。
ほとんどがその志半ばに倒れていくのだが、彼を慕って
頑張ってついていく姿がとても感動的であった。
チェ・ゲバラの若い時、バイクで南米を旅するのを描いた映画、
モーターサイクル・ダイアリーズも続けて観てみたいな、
と思った次第であります。
▲夜間六本木ヒルズより撮影した東京タワー。
S640にて手持ち望遠撮影。
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