秋深き(2008日本)
CATVにて録画しておいたものを本日鑑賞。
夫婦の成り立ちというものはそもそも何なのか?
ということを、切ないながらもしみじみとと考えさせられる
秀作でありました。
原作は昭和初期に活躍した作家、織田作之助の"秋深き"と
"競馬"から。
●かいつまんだお話
大阪は北新地のクラブのホステス、一代(かずよ)に惚れ込み
酒も飲めないのに毎日通う中学校教師の寺田。
勢いついて結婚したものの、愛するあまり、妻一代の行動が
不安でついつい束縛してしまう毎日。
そんな時、一代宛に一通のハガキが届くのだが・・・。
●よいとこベスト3
1)一代演じる佐藤江梨子の笑顔が滅茶苦茶可愛い!
確かにこんな嫁さんがいたら、毎日毎日気が気でならない
だろうなぁ。
2)坊っちゃんで一途な男、寺田(愛称てらちゃん)役の
八嶋智人が良い!
観ていて常にイライラさせてくれるようなダメッぷりと
思い込んだらどうにも止まらない性格を熱演してくれてマス。
3)謎の競馬男(インケツノ松)の佐藤浩市がとても渋い!
時折主役を食ってしまう程の迫力が気持ち良かったです。
その他、赤井英和もいい味を出してましたね。
派手な展開はほとんど無いこの映画ですが、生きていくことの
すばらしさと希望を教えてくれたような気がします。
▲公園シリーズが続きますが、これもG10にて撮影した
葉陰から顔出すお花。(ちゃんと種別名も勉強しないとね!)
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