ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年アメリカ)
CATVにて録画して置いたものを本日鑑賞。
日本では劇場未公開であったこの映画、サスペンスながらも
実は社会派テイストの作品で、ずっしりと重い感触を味わえます。
自分的にはかなり印象的に残る内容であったので、(監督の)
ベン・アフレック良くやった! と、無条件で賞賛いたしました。
※原作はミスティック・リバーの著者でもあるデニス・レヘインの
ハードボイルド小説"愛しき者はすべて去りゆく"とのこと。
●かいつまんだお話
ボストンで少女の誘拐事件が起き、ペアの私立探偵パトリックと
アンジーに捜査の依頼が舞い込む。
パトリックは地元の裏仲間から情報を得て、事件の解決へと
動き出し、真実へと近付いていくのだが・・・。
主演は監督の弟、ケーシー・アフレック。
●よいとこベスト3
1)かなりの賞(助演女優賞)を獲得しているとのことだが、
誘拐された娘の母親役のエイミー・ライアンのダメ母ぶりが
観ていてもの凄く腹立たしく感じられるほどの適役!
この映画の本質を突く、重要なファクターとなっております。
2)何が正しくて、何が間違いなのか?
簡単には、そして完全には答えられない問いが最後に
投げつけられます。
いずれにせよ、人間何らかしらの業を背負って生きていく、
ということを考えさせてくれました。
3)ボストンアンダーグラウンドといった風景及び人物描写の
リアル感が良かった。
アフレック兄弟の出身地だからこそ為し得た、空気感
なのだろうと感じましたね。
日本ではあまりメジャーではないと映画作品とは思いますが、
本当に(重いですが)良く出来た内容なので、興味湧かれた方は
是非ご覧の程を! とお勧め致します。
▲なんか学習帳の表紙のような感もありますが、G10での1枚。
初秋の公園で撮影した風景ですが、ちょっと気に入ってたり。
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