モンゴル(2007年ドイツ/カザフスタン/ロシア/モンゴル
日本公開2008年)
●かいつまんだお話
いわゆるモンゴル帝国の英雄、チンギスハーンの生い立ちの
テムジンと呼ばれていた時代から、モンゴルを統一するまでの
壮絶な生き様、家族愛を描く物語。
史実とは若干違う描かれ方をしているようで、ファンタジーに
近い見方をした方が良いかもしれない。
●よいとこベスト3
1)家族愛に支えられれて、モンゴルを統一しなければ!と
奮起するストーリーなのだが、そこまでに至る経過が
もの凄く荒唐無稽で、まるで予測が出来ずハラハラドキドキ。
基本ハーン(族長)が仕切る部族の掟に従って生きる
テムジンなのだが、自由な人なので風任せな部分も。
2)壮大な景色と、日々様々な表情の色合いを魅せる大地。
自分が経験したことのないその美しさに感動。
戦闘モブシーンの表現も、アーティスティックな深みを
感じさせてくれ良かったです。
3)衣装はワダ・エミ担当とのことだが、民族衣装、甲冑等
とてもエキゾチックかつ優美なデザインで素晴らしかった!
ホーミーで発せられるうたや、音響効果も映画にとても
マッチしていたと思います。
ホントもっと評価されて良い作品だと、しみじみ感じました!
▲本日のG10での一枚。蜜を吸うヤマトシジミ。
昆虫を撮るのは面白いなーと思う今日この頃です。
|