ノーカントリー(2007年)
アカデミーでの受賞以来、ずっと観たいと思っていたのだが、
CATVから録画したままになっていたものを、やっとこさ鑑賞。
手に汗握る恐ろしいサスペンス映画ではありましたが謎が多く、
見終えた後ネット上で真相を色々と調べてまわったりしましたよ。
●かいつまんだお話
狩りに出掛けていたルウェリン・モスは偶然にも銃撃戦終了後の
麻薬取引現場に遭遇。
そこで現金が詰まったバックを見つけ出し家に帰るが、現場で
水を欲しがっていたメキシコ人の事が忘れられず、水を持って
再度現場へと向かうことに。
そこでモスは運悪くギャング達に見つかってしまい、金の発見を
請け負う殺し屋アントン・シガーから追われる羽目になって
しまうのであった。
尚、主役はその2名を追う、年老いた保安官エド・トム・ベル役の
トミー・リー・ジョーンズ。
●よいとこベスト3
1)独自の哲学で行動する殺し屋シガーの不気味さがもう最高!
目的を遂行するためには何の躊躇いもなく、片っ端から
人を殺めていく殺人マシーンなのだが、コイントスに運命を
委ねさせるという、非論理的な行動をとる設定も面白い。
2)とにかく始終ハラハラドキドキする展開!
追われるモスに対して、早く逃げろ!、とかそっちはまずい!
とか叫ばずにはいられない。
3)1980年テキサス州が舞台設定なのだが、その30年近く前の
時代を映像的にきちんと表現。
年代がまだ分からず観ていた映画冒頭では、なんか古い車ばっか
走っているなーとか思っていたが後に納得。
ウェスタンブーツにこだわる男達の仕草がなんかかわいかった。
観た後、話の意味を誰かに尋ねたくなる作品ではありますが、
暴力的なものに支配された中西部のアメリカ模様、不気味怖い
サスペンス映像をご覧になりたい方はぜひどうぞ!
▲本日のα300での一枚。
進みゆく秋を感じるようなイメージで撮影してみました。
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