地球が静止する日(2008年アメリカ)
CATVにて録画してあったものを昨晩観賞。
1951年に公開された"地球の静止する日"のリメイク作品ですが
それ自体は観ていないので、いったいどんなSF映画なのか
興味津々で臨みました。
●かいつまんだお話
1928年の吹雪のインド山中、キアヌ・リーブスの演じる登山家が
謎の光る物体と遭遇。気絶した後目を覚ますと、手袋を貫いて
手の甲に奇妙な腫れ後が・・・。
時は現代に移り、地球外生物学者ヘレン博士のもとに政府の
エージェントが突然現れ、危機回避の為の協力を半ば強引に
要請される。
小惑星との衝突を回避する任務であったが、セントラルパークに
飛来したそれは巨大な光球体で、中からは異星人が現れる。
異星人は自らをクラトゥと名乗り、地球の代表者と話し合いを
求めて来たのだが、侵略の危機と勘違いしたアメリカ政府の
要人達はクラトゥを拘束しようと企むのだが・・・。
●よいとこベスト3
1)クラトゥは電気、電波などを通してあらゆる機器に介入
する能力を持っているのだが、その描写がとても面白い。
ただ戦闘するといった短絡的なものではなく、被害を
最小限に抑えつつ行動する姿が格好良かった。
2)ニューヨークの街並みの色彩が良い。明るくもなく、
重すぎることもなく、だが絵葉書の写真を見るがごとく
アーティスティックに決まった風景カットがそこに
存在するのだ。
3)ハリウッド映画では当たり前のVFXだが、ナノマシンの
様なメカ昆虫が人類が誇るテクノロジーを食いつくて
行ったりと、映像的にも見所満載であった。
あと主人公を守る巨大ロボットが、昔ながらのデザイン
(でも実はハイテク)で登場するのが良かったです。
約60年前の元作品も機会があれば見比べてみたいと
思ったりも。
尚、原作小説があるのですが、メインの一部の設定以外は
別物となっているようです。
▲大分のうみたまご水族館にあったモニュメント。W61S撮影。
映画イメージのせいか、ロボットにも見えてしまいます。
|