20世紀少年第1章「終わりの始まり」(2008年日本)
約一年ほど前、第2章の劇場公開に合わせて、未公開シーンの
追加や再構成した"〜もう一つの第1章〜"が地上波で放映された
のはチェックしていたのだが、今回劇場オリジナル版の方を観賞。
尺も1時間近く長く、構成もかなり異なっていたので、新鮮な
気持ちで観ることが出来ました。
●かいつまんだお話
小学生の頃、仲間たちと草むらに秘密基地を作り、空想の
未来を描きあっていたケンヂたち。
時が経って、ミュージシャンの夢破れたケンヂの回りに
奇怪なことが起こり始める。
それは子供の頃に描いたよげんの書に沿って、"ともだち"と
自ら称する覆面の男によって進めらた計画の一部だったのだ。
追い詰められたケンヂは昔の仲間を集め、"ともだち"に
対して果敢に挑んでいくのであった。
●よいとこベスト3
1)登場人物が多く、原作を読んでいないと分かり辛いかと
思いきや、キャラクターの過去と現在をその特徴と共に
クロスオーバーさせる演出のため、半ばくらいからは
それぞれのキャラを認識できるようになった。
誰が"ともだち"なのか? を想像するにあたって、
キャラが多い方が楽しいので、良く練られた構成に
なっていると思いました。
2)少々汚らしすぎるきらいもありますが、少年時代の
風景、風俗を含めた映像の作りがとても良かったです!
懐かしい写真の様な色味も効果的でした。
3)よげんの書に沿って引き起こされる数々のパニックシーン
映像がとても良く出来ている。
実際の風景の上にCG合成しているのだが、それが自然に
感じられるよう工夫されておりました。
あとオッチョ役の豊川悦司がもの凄く格好良かったのと、
白井良明の音楽が個人的にはツボでしたね。
残りあと2作も劇場版で観て、早く謎の結末を知りたいです。
誰かにしゃべられる前に!
▲雪が降った次の日、煙突からもくもくと。
自宅から撮影した、G10での一枚。
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