結婚しようよ(2008年日本)
CATVにて録画してあったものを本日観賞。
吉田拓郎の曲にのせ、団塊親父と家族の在り方とは何か?
を問いかけてくれる、素晴らしいハートフルドラマであります!
●かいつまんだお話
時は1970年代初頭、フォークソング真っ直中の青春を過ごした
主人公三宅裕司演ずる香取卓も、今は二人の娘の父親として
サラリーマン人生を苦悩しながら生きる中年男。
外せないルールは一家全員揃っての夕食。
そんな折り、ひょんな事から知り合った若い男を家族団らんの
席に招いたことから彼の予定調和が狂い始め・・・。
●よいとこベスト3
1)ノスタルジックに浸ることが良いか悪いかは別にして、
家族の在り方というものを再確認できるような内容で
ありました。
ステロタイプな演出に感じられる部分もありますが、
主張すべき処はちゃんと言葉に出していうべきなのだな
ということを改めて認識させられた次第です。
そして一人よりも二人、そして家族の繋がり、という事の
重要性を気付かせてくれました。
2)拓郎の歌詞及び、曲名を取ってうまく演出がなされており、
思わずニヤっとさせられるショットが多く、楽しませて
貰いました。
3)蕎麦職人をめざす、(吉岡秀隆っぽい)金井勇太の存在も
よかったが、脇を固めるミュージシャン系のモト冬樹や、
岩城滉一、そして人生を引退した男を演ずる松方弘樹が
サイコーに良かったです!
中の森バンドとガガガSPの拓郎カバーもね!
拓郎の曲イメージを上手く合わせている作品なので、
拓郎ファン必見ですが、(自分のように?)人生に迷いを
感じている人も、新しい境地を想像できるかも知れない、
作品でありました。
▲六本木ヒルズの雨に打たれるモニュメント。
vivicam5050にて撮影。
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