かもめ食堂(2006年日本)
以前に"めがね"で和ませていただいた荻上監督の出世作
となった本作品を昨晩観賞。
ムーミンの国フィンランドでの奇妙ながらもほんわかとした、
日本人の生活を堪能させて貰いました!
●かいつまんだお話
日本人のサチエはフィンランドで日本食のお店"かもめ食堂"を
営んでいたが、オープンしてから一ヶ月経つも未だお客が
一人も無し。
そんな中、日本お宅の現地青年トンミが始めてのお客となった
事を皮切りに、訳あり日本人のミドリ、そして空港に荷物が
届かないマサコと、サチエの周りに様々な人々が集まって来る。
が、信念を持ったサチコにとって、何が起きようと動じず
なすべき事を坦々とこなしていくのであった。
●よいとこベスト3
1)主演の3人を演ずる小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの
それぞれ独特の雰囲気が気持ち良かったです。
特に何ともいえない間の取り方が素晴らしい!
2)フィンランドの首都ヘルシンキが舞台なのだが、その
おとぎ話に出てくるような色彩と、何も無いようにも
見える佇まいが、映画の性格にピッタリの画として
当てはまっておりました!
3)食堂にて出てくる料理がとても美味しそうで美味しそうで!
カツや焼き鮭も良いのですが、とにかくオニギリの
存在感がモーストジュルル!といった感じでありましたね。
日本の文化(オタクや伝承)がキーとなっている部分も
ありますが、それらがフィンランド人との交流に一役
買っているというところが心地よかったのかも。
コピ・ルアック!
同監督による、現在公開中の新作"トイレット"も期待を
裏切らない作品に違いないと確信しております!
▲昨日の雲間から溢れる光風景。変化に富む日本の景色も
良いものですねー。 G10にて撮影。
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