ラストキング・オブ・スコットランド(2006年)
夏の疲れがでたせいか、本日はずっと床でぐったり。
でも何かせねば一日終わってしまうと這いずり出て、早く観たかった事もあり
この録画してあった作品をチョイスしてみました。
●かいつまんだお話
人食い大統領と噂された、ウガンダのアミン大統領に側近として使えた、
スコットランド人医師の青年ニコラスから見た、ウガンダとアミン大統領の
実情を描いた物語。
ニコラスは軽い冒険心を抱いてこの国にやって来るが、最後は命からがら脱出し、
この話を世に伝える事となった。
●よいとこベスト3
1)当時のウガンダの実情をこのフィルムから数多く知ることが出来た。
結局は欧米諸国の利益追求によって歪んでしまったアフリカの国が、
このような状況にならざる終えないというのが辛い歴史の結果でもある。
2)70年代のお話なのだが、その当時を感じさせるような色彩調に
描かれており、ややドキュメンタリータッチなカメラワークと共に
その土地にいるような雰囲気に浸れることが出来た。
だから生々しくもあるのだが。
3)主演の(アミン役)フォレスト・ウィテカーの演技がほんと素晴らしい。
寛大な親父を感じさせる部分と、狂気に彩られる顔をもの凄く自然に
使い分けている。
青年医師ニコラス役をどこかで見た顔だなーとずっと思って観ていたのだが、
この役者ジェームズ・マカヴォイをあとで調べてみたら、つい最近自分で
よいとこ映画感想に書いたペネロピのピアニスト役だったことが判明。
同時期に出演した映画だったのね。
▲本日のG10での一枚。蝉の抜け殻を付けたまま枯れ落ちた葉っぱ。
なんか夏の終わりを感じさせられるシチュエーションでしたねぇ。
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