グラン・トリノ(2008年アメリカ)
クリント・イーストウッド監督による、同氏の俳優として
最後の出演作品を本日鑑賞。
本当は冬休み中、たくさん映画を見る予定でしたが、気が
つけば最終日のこれ一本という体たらくぶり。
でもせめて一本をと選択したのがこの素晴らしい作品で、
判断は間違っていなかったと観終えた後感じました。
※尚、この"よいとこ映画感想"は基本主観による、良いところ
のみを抽出した感想文となっております。
●かいつまんだお話
フォード社に50年勤めあげ引退した自動車工のウォルト老人。
彼はもの凄い頑固者で、息子家族ともうまくいかず、妻を
亡くした現在、年老いた愛犬と一緒に東洋人ばかりが住む
地域に一人暮らしている。
またかつての従軍中の出来事が心の奥底にこびり付いて
はなれないといことも。
そんな中、ウォルトの愛車グラン・トリノを狙って隣に住む
東洋人のタオがガレージに忍び込むのだが・・・。
●よいとこベスト3
1)ピッカピカでマッチョなグラン・トリノも格好良いが、
その車と同じぐらいブレずにシャキっとした主人公が
内面に抱えた闇を感じさせないくらいに輝いていた!
2)老人ウォルトが世間に対して臆病な若者タオを一人前に
鍛えていく課程にグッときた!
3)モン族の生活風習と、それに家族のごとく打ち解けていく
ウェルトがとても微笑ましかった。
あと、老人に常に寄り添う老犬の表情、仕草の愛らしさに
かなり癒された感あり♪
▲今年初撮影の夕日。夕暮れは人生の晩年を象徴するかの
様で、時折切ない感情を呼び起こされたりも。S640にて撮影。
|