映画"ヒトラーの贋札"よいとこ(2007年ドイツ・オーストリア)
クロックワークス配給の第二次世界大戦中ナチスによるニセ札
作戦に翻弄されるユダヤ人たちの運命を描いたこの映画は
実際にその場で働かされていたアドルフ・ブルガーの証言を元に
構築され、すさまじくリアリティ溢れる作品でありました。
※尚、この"よいとこ映画感想"は基本主観による、良いところ
のみを抽出した感想文となっております。
●かいつまんだお話
ニセ札職人のサロモンはユダヤ人であることを隠しサリーと
名乗っていたが、ナチスに逮捕され強制収容所へと送られて
しまう。だが絵描きの腕を買われ、数年間は肖像画描きとして
収容所でも恵まれた暮らしを続けていたのだが、その後ニセ札
工場にに送られたことから彼の苦悩の日々が始まるのであった。
●よいとこベスト3
1)一人一人の感情がとても細かく精細に描かれており、
その過酷な状況下における心理描写(特に主人公)には
感服させられるのがあった。
2)ストーリーがとてもよく出来ており、96分という長さながら
無駄を一切省いた密度の濃い内容でありました。
その情報量の多さに圧倒されつつも、画面から全く目が
離せずじーっと凝視するがのごとく見入っていた次第。
3)フィルムの質感が素晴らしい!
懐かしくもあるが古くさくない映像美を醸し出している。
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2011-08-16 23:59
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よいとこ映画感想 |
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