映画"インビクタス/負けざる者たち"よいとこ(2009年アメリカ)
クリント・イーストウッドがグラン・トリノに続いて監督した
本作、当人は出演しておりませんが良い仕事しております!
これを観て、今まで全く知ろうともしなかった、ラグビーという
格闘スポーツに興味が沸いたのも確かかと、
※尚、この"よいとこ映画感想"は基本主観による、良いところ
のみを抽出した感想文となっております。
●かいつまんだお話
時は1994年の南アフリカ。初の黒人大統領としてネルソン・
マンデラが就任し、母国の改革に乗り出していく。
当時のラグビーは白人特権階級の象徴であり、黒人からは
攻撃の対象と化していたのだが、マンデラは国の未来を見据え
黒人が一人しか在籍していない代表チーム、スプリングボムスを
導いていくのであった。
●よいとこベスト3
1)27年間も投獄されていたマンデラが、諦めず、そして
白人社会に報復することもせず、ただ南アフリカの将来を
考え、最善を尽くす物語に唯々感動するのみ!
演ずるのはマンデラ自身からも映画化するのであれば
この人にとオファーを受けていたモーガン・フリーマン。
2)そのマンデラに触発され、代表チームを導き、ワールド
カップにて初出場初優勝を勝ち取った、マットデイモン
演ずるチームリーダーのフランソワ・ピナールにも
拍手を送りたい!
3)ともかくアパルトヘイトに終止符をうったは良いが、人種間
の間でギスギスしていた雰囲気を、ワールドカップ優勝と
いう手段を用いて国民を一体化させるという荒技を、映像で
表現しきっているところが素晴らしい! かと。
ともかく、1国の再生というテーマを(原作があるとはいえ)
こんだけ見事に描いてしまうイーストウッド監督に対して、
素直に拍手を送りたいものであります!
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2011-07-16 23:59
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