映画〜花岡清州の妻と、裸の島〜よいとこ
モノクロフィルム時代の邦画2作品を続けて観賞。
有吉佐和子原作、増村保造監督による1967年の作品、花岡清州の
妻と、新藤兼人監督による1960年の作品、裸の島。
両作品通じて感動したのは、以下の点。
1)ともかく登場人物のリアリティが半端無く素晴らしい!
多くを語らせず、ちょっとした表情や仕草でその状況を
伝えるという映画本来あるべき姿に感激させられました。
2)裸の島は当時としてはかなり実験的な作品であったと
思われるが、世の中の時流に準じることなく、それでいて
想いをきちんと伝える内容に昇華している点に脱帽!
3)モノクロームならではのコントラストを効かせつつ、
人間的柔らかさも感じさせる質感にうっとり。
その点は静止画も動画も同じなのだなぁ、と改めて
気付かされました。
過去のアーカイブにのめり込んでいくという気持ちが、やっと
分かりかけてきた気がした夜更け過ぎでありまたね。
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2011-10-01 23:59
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