映画"湖のほとりで"よいとこ
映画"湖のほとりで"よいとこ(2007年イタリア)
日本では2009年公開のこの映画、2008年度イタリア・
アカデミー賞最多10部門を受賞したらしい。
自分はCATVでの誘い文句に惹かれ観賞に至った次第。
一瞬ツインピークスとか思ったりしましたが、本質的には
全く異なる方向の作品でした。
(いや、悪意を除けばそれほど異なってはいないか・・・。)
※尚、この"よいとこ映画感想"は基本主観による、良いところ
のみを抽出した感想文となっております。
●かいつまんだお話
イタリアのとある村での出来事。
行方不明になったと思われた少女の行動から、湖畔で
アンナの美しい裸の死体が発見される。
最初の容疑者は彼女の恋人だったが、次々と怪しい人物が
浮かび上がっていく。
事件担当のサンツィオ刑事は自身の家庭状況に悩みつつ、
捜査へと乗り出していくのだが・・・。
●よいとこベスト3
1)アルプスを臨む北イタリアの美しい風景の中、派手な
ことな何も無く、ただ淡々に、そして奥深く進行する
ドラマが、今の自分には心地よかったかと。
2)我々が知っている観光都市としてのイタリアとは異なる、
そこに生活ありきのお話に、世捨て人とは行かずとも
憧れに似た感情で和まされつつも堪能させられました。
3)日本のドラマではあり得ない様なNEWAGEミュージックが
バックグラウンドで流れ(それがかなり好みであったのは
確かだが)、若干のアバンギャルドを感じられてのが
プラスでした。
ともかく物語をあからさまにするような説明は無いのだが、
台詞と演出で最低限の理由を物語っている点がもの凄く
良かったかと。
観終えてからの謎解きがきちんと構築出来たしね!
▲本日の午後から崩れ始めた空模様。G10にて撮影。
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2011-05-22 23:59
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よいとこ映画感想 |
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