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バイオグラフィー
2010年07月01日(木)
映画"ブラインドネス "よいとこ
ブラインドネス(2008年日本、ブラジル、カナダ)

CATVにて録画してあったモノを本日観賞。
ブラジル人(シティ・オブ・ゴッドのフェルナンド・メイレレス)が
監督で、(たぶん)カナダで撮影し、日本人の伊勢谷友介と
木村佳乃が出演している。(主演はジュリアン・ムーア。)

●かいつまんだお話
伊勢谷演ずる日本人(この映画の中では人物名は登場せず)が
車で信号待ち中、突然目が見えなくなってしまう。
だがそれは失明で目の前が真っ暗になるのではなく、白い光に
包まれて見えなくなるといった症状であった。
親切な(と思われた)男に自宅まで車を運転して貰った後、
妻と一緒に病院へと向かうのだが、原因は特定できずじまい。
だがその後、彼の近くにいた人々も次々と目が見えなくなって
いき、政府は伝染病と判断。発症した人々を隔離病棟へと
閉じ込めるのであった。
そんな中、唯一目の見える眼科医の妻が、目が見えないふりを
装いつつ、患者の生活を支えていくのであったが・・・。

●よいとこベスト3
1)酷い状況に陥ったときに人間はどのような行動に出るのか
  を描いた(割とえぐめの)パニック映画なのだが、
  その状況下を上手く演出していると思った。
  ただ嫌な部分もたくさんあるのだが、希望も見いだせる
  作りになっているのが良かったのだと思う。 

2)目の見えない者同士が生活していったときの隔離施設内の
  汚さ、パニックに陥った際の街の荒れ具合が、隠すことなく
  リアルに表現されているのが凄かった。
  素っ裸で歩いているし、そこいら辺で用を足しているから
  糞尿まみれだし。

3)ジュリアン・ムーア演ずる眼科医の妻が様々なことに
  打ちのめされつつも気丈に最後まで頑張り続ける姿が
  とても素晴らしかった。
  あんな状況下であったら、何もかも放り出しても不思議では
  無いのに、あきらめず皆を守り続けたのが感動的で
  ありました。

タイトルからしてナイト・シャマラン系映画的展開かと想像
してましたが、全く異なったヒューマンドラマでしたね。
尚、原作はノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴによる
「白の闇」だそうです。



▲なんか(意図が分からず)気になった張り紙。
 祖師谷公園近く、Konica FPにて撮影。




2010-07-01 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
| よいとこ映画感想 / 撮影日和かも? |
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